このページでわかること
- スポーツブラと普通のブラ・ブラトップの違い
- 運動の強さ(ヨガ・ウォーキング/ジム・テニス/ランニング・球技)別の選び方
- 圧縮型と包み込み型、2つの支え方の違い
- サイズの合わせ方と、汗をかいたあとのお手入れ
もくじ
- スポーツブラとは? 普通のブラ・ブラトップとの違い
- 運動の強さ別の選び方
- 圧縮型と包み込み型、2つの支え方
- 買う前に見ておきたいところ
- サイズの合わせ方
- 汗をかいたあとのお手入れ
- 運動以外の場面と、ジュニア向け
- よくある質問
スポーツブラとは? 普通のブラ・ブラトップとの違い
スポーツブラは、運動で体が上下・左右に動いたときに、胸の揺れやずれを感じにくくすることを目的に作られたブラです。普通のブラが「形の見え方」や「1日の着け心地」を中心に作られているのに対して、スポーツブラは「動いても胸の位置が落ち着いていること」を優先しています。
よく比べられるのが、カップ付きのインナーであるブラトップです。3つの違いを表にまとめました。
| くらべるところ | 普通のブラ | ブラトップ | スポーツブラ |
| 主な目的 | 日常の形の見え方と着け心地 | 1枚で着られる手軽さ | 運動中の揺れ・ずれを感じにくくする |
| 胸の押さえ方 | カップとワイヤーなどで形をつくる | 弱め。伸びる生地とカップで軽く支える | 強め。生地の力で体に押さえる、またはカップで1つずつ包む |
| 肩ひも・背中 | 細めで調整できるものが多い | キャミソールやタンクトップの肩ひも | 太め、背中で交差するクロスバック、Yバックなど |
| 素材 | レース、綿、サテンなどいろいろ | 綿や化繊の伸びる生地 | 汗が乾きやすい化繊(ポリエステル、ナイロンなど)が多い |
| 向いている場面 | 仕事、外出、おしゃれ | 家の中、ストレッチ、近所への外出 | ヨガ、ジム、テニス、ランニング、球技など |
スポーツブラはノンワイヤーのものがほとんどで、かぶって着るハーフトップ型と、後ろのホックで留めるブラ型があります。「スポブラは学生が着るもの」と思われがちですが、大人向けにはカップ表記でサイズを選べるものや、D・E・Fカップ以上を展開しているものも多くあります。
運動中の胸の揺れは、ブラの種類によって大きさが変わることが、海外の大学の研究でも報告されています。運動の日にスポーツブラに替えると、動いたときの落ち着き方の違いを感じやすくなります。
運動の強さ別の選び方
スポーツブラは、商品によって押さえる力の強さが違います。「ライト」「ミディアム」「ハイ」のようにサポートの段階を表示しているものも多いので、まず自分がする運動で、胸がどのくらい動くかから選ぶと迷いにくくなります。
| 運動の強さ | 運動の例 | 選ぶときの目安 |
| 軽い運動 | ヨガ、ピラティス、ストレッチ、ウォーキング | サポートは弱め〜中くらい。締めつけが少なく、体をひねったり前屈したりしても胸元が浮かないもの |
| 中くらいの運動 | ジムのマシン・筋力トレーニング、テニス、自転車、ハイキング | サポートは中くらい。腕を大きく振っても肩ひもが落ちにくい、太めの肩ひもやクロスバック |
| 強い運動 | ランニング、球技(バレー・バスケットボールなど)、エアロビクス、ダンス | サポートは強め。アンダーの幅が広く、胸を1つずつ包むカップや、圧縮と包み込みを組み合わせたつくり |
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」は、大人に向けて、歩くことやそれと同じくらいの強さの体の動きを1日60分以上(1日約8,000歩以上に相当)、息が弾み汗をかく程度の運動を週60分以上、筋力トレーニングを週2〜3日行うことをすすめています。「息が弾み汗をかく」くらいの運動をする日は、中くらい以上のサポートのスポーツブラを選ぶ、と考えると目安にしやすくなります。
胸が大きい方は、同じ運動でもひとつ上の段階を選ぶと、動いたときの安定感を得やすくなります。反対に、軽い運動で強いサポートのものを着けると、苦しく感じることがあります。運動の種類が複数ある方は、強さの違うものを2枚持って使い分けるのもひとつの方法です。
圧縮型と包み込み型、2つの支え方
スポーツブラの支え方は、大きく2つに分けられます。どちらが良いということではなく、胸の大きさや運動の種類で向き不向きがあります。
| タイプ | つくり | 向いている方・場面 |
| 圧縮型 | 伸びる生地で、胸を体のほうへ押さえて動きを小さくする。かぶるハーフトップ型が多い | A〜Cカップくらいの方、軽い〜中くらいの運動。胸元を平らに見せたいとき |
| 包み込み型 | 左右のカップで胸を1つずつ包んで支える。ホック付きで、アンダーと肩ひもを調整できるものが多い | Dカップ以上の方、走る・跳ぶ運動。胸の形を自然に見せたいとき |
| 組み合わせ型 | カップで包んだうえに、外側の生地で押さえる | 胸が大きい方の強い運動。揺れが気になりやすい方 |
圧縮型は着脱が手軽で、締めつけ感も選びやすいのが良いところです。ただ、汗をかいたあとは脱ぎにくくなることがあります。前開きのファスナーやホックで留めるタイプは、着替えのしやすさを重視したい方に向いています。
取り外しできるパッド付きのものは、胸のふくらみの見え方を整えたり、汗で透けるのを防いだりするのに便利です。洗濯のときはパッドを外し、形を整えて乾かします。
買う前に見ておきたいところ
スポーツブラを選ぶときのチェック
- サポートの段階:ライト・ミディアム・ハイなどの表示を、する運動に合わせて選ぶ
- アンダーベルトの幅:幅が広いほど胸の下の位置が決まりやすく、走ってもずり上がりにくい(アンダーベルト)
- 肩ひもの形:太めの肩ひもは肩への当たりがやわらぐ。腕を大きく振る運動にはクロスバックやYバックが落ちにくい
- 素材:汗をかく運動なら、吸汗速乾をうたうポリエステルやナイロンの生地。肌ざわりを優先するなら綿混
- 縫い目:脇や胸の下にかたい縫い目がないか。長い時間動くと、こすれが気になることがある
ブラジャーには、使っている繊維の組成と、洗濯などの取り扱い方法、表示した会社の連絡先を表示することが、家庭用品品質表示法にもとづく規程で決められています(消費者庁)。素材の組み合わせや洗い方は、買う前に商品ページの表示でも確かめられます。
厚生労働省のガイドの参考資料でも、運動するときの服装や靴は、快適で安全に運動できるものを身につけるよう勧めています。運動の日のウェアや靴と一緒に、下着も運動に合ったものを選んでみてください。
サイズの合わせ方
スポーツブラは、S・M・Lのようなアルファベット表記と、C70・D75のようなカップ表記のものがあります。アルファベット表記はサイズの幅が広いので、サイズ表でアンダーとトップの両方の範囲を確かめましょう。
- アンダーバスト(胸のすぐ下)とトップバスト(いちばん高いところ)を、メジャーを水平にして測ります。
- 商品ページのサイズ表で、2つの数字がどちらも範囲に入るサイズを選びます。間に入るときは、強い運動に使うなら小さいほう、締めつけが苦手なら大きいほうを選ぶ方が多いです。
- 届いたら、着けて腕を大きく回し、その場で軽く足踏みやジャンプをしてみます。
- アンダーがずり上がらないか、肩ひもが落ちないか、カップと胸の間にすき間がないか、息苦しくないかを確かめます。
普通のブラと同じサイズを選んでも、スポーツブラは押さえる力が強い分、きつく感じることがあります。深呼吸して苦しくないかも、あわせて確かめてください。測り方はサイズガイド(測り方とサイズ表)、カップの目安はブラジャーのサイズ早見表で紹介しています。
汗をかいたあとのお手入れ
スポーツブラは汗をたくさん吸うので、着たあとはなるべく早めに洗うのが長持ちのこつです。汗がついたまま洗濯かごに置いておくと、においや黄ばみが残りやすくなります。
洗い方の基本
- まず洗濯表示を確かめる。手洗い表示なら、ぬるま湯におしゃれ着用の洗剤を溶かして押し洗い
- 洗濯機で洗うときは、ホックを留めて洗濯ネットに入れる。パッドは外して別に洗う
- 吸汗速乾の生地は、柔軟剤で汗の吸いやすさが落ちることがあるので、商品の説明を確認する
- 伸びる生地に使われるポリウレタンは熱に弱いので、乾燥機は使わず陰干しにする
運動の回数が多い方は、2〜3枚を交代で使うと、1枚ずつの傷みを抑えやすくなります。着けても押さえられている感じが弱くなった、アンダーがずり上がるようになった、といった変化が出たら替えどきです。洗い方は下着の取り扱い方と洗濯方法、替えどきは下着の買い替えの目安で紹介しています。
運動中に胸や肩が痛む、肌に赤みやかゆみが出るといったときは、着けるのをやめて様子を見てください。続くときは医療機関に相談しましょう。持病がある方や久しぶりに運動を始める方は、医師・医療機関の指示を優先してください。
運動以外の場面と、ジュニア向け
スポーツブラは押さえる力が強めなので、仕事の日や家で過ごす日は、ノンワイヤーブラやブラトップのほうが楽に感じる方もいます。場面ごとの使い分けはノンワイヤーブラの使い分け、ワイヤーのないブラの選び方はノンワイヤーブラの選び方にまとめました。寝るときは、運動向けのものより、ナイトブラのように寝ている姿勢に合わせたものが向いています。
トピックスではスポーツブラの役割と選び方のキホンも紹介しています。部活や体育で使うお子さま向けは、ジュニアのスポーツブラの選び方をご覧ください。
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よくある質問
スポブラと普通のブラは何が違いますか?
スポーツブラは、運動中の胸の揺れやずれを感じにくくすることを目的に作られています。胸を体に押さえる力が強めで、肩ひもは太めや背中で交差する形が多く、汗が乾きやすい素材がよく使われます。普通のブラは、日常の動きのなかでの形の見え方や着け心地を中心に作られています。
ブラトップをスポーツブラの代わりにできますか?
ストレッチやゆっくりした散歩など、軽い運動なら使える場合もあります。ブラトップはキャミソールやタンクトップにカップを付けたインナーで、胸を押さえる力は弱めのものが多いため、走る・跳ぶ運動にはスポーツブラのほうが向いています。
スポーツブラは大人でも着けますか?
着けます。ヨガ、ウォーキング、ジム、ランニングなど、大人の運動に合わせたスポーツブラも多くあります。D・E・Fカップ以上を展開しているものや、カップ表記でサイズを選べるものもあります。
スポーツブラを普段使いや寝るときに使ってもいいですか?
普段使いにする方もいます。ただ、運動向けの強い押さえは、長い時間着けると窮屈に感じることがあります。普段はサポートの弱めのもの、寝るときはナイトブラなど、場面で使い分けると着け心地を選びやすくなります。
スポーツブラはどのくらいで買い替えればいいですか?
着けても押さえられている感じが弱くなった、アンダーがずり上がるようになった、生地が伸びて戻らない、といった変化が出たら替えどきです。汗をかいて洗う回数が多いので、2〜3枚を交代で使うと1枚ずつの傷みを抑えやすくなります。
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