このページでわかること
- 「ランジェリー」という言葉が指す範囲と、日本での使われ方
- キャミソール・スリップ・ベビードール・テディなど主な種類と違い
- シルク・サテン・レース・チュールなど素材ごとの肌ざわりと透け感
- 服や肌の色に合わせた選び方と、傷めにくいお手入れ・保管のコツ
もくじ
- 「ランジェリー」はどんなものを指す?
- 主な4つの種類と、それぞれの違い
- 素材の選び方:肌ざわり・透け感・季節で比べる
- 色の選び方:服に透けにくい色と、見せる色
- シーン別の取り入れ方
- サイズと形の選び方:丈・肩ひも・ゆとりを見る
- お手入れと保管:長くきれいに使うために
- よくある質問
「ランジェリー」はどんなものを指す?
ランジェリーは、レースや刺繍などで飾った女性用の下着や、薄手の部屋着をまとめた呼び方です。言葉のもとは、フランス語で「リネン(亜麻布)」を意味する linge。もともとはリネン類全体を指す言葉でした。
日本の辞書では、ランジェリーを「装飾的な女性用下着。また、薄手の寝間着や部屋着」と説明しています。洋装の下着を、体型を支えるファンデーション(ブラジャーやガードル)と、装飾性のあるランジェリーに分けて考えることもあります。一方で、最近は下着全般をランジェリーと呼ぶ使い方も広がっています。
どちらの使い方が正しいということはありません。このページでは、キャミソールやスリップのようにブラジャーやショーツの上に重ねるものと、ベビードールやローブのように夜やおうち時間に楽しむものを中心に紹介します。言葉の歩みはランジェリーの歴史で詳しく紹介しています。
主な4つの種類と、それぞれの違い
よく目にするのは、キャミソール・スリップ・ベビードール・テディの4つです。どこからどこまでを覆うかと、上下がつながっているかで見分けると、違いがわかりやすくなります。

キャミソール肩ひもでつる袖なしのトップスで、丈は腰まで。トップスの下に重ねて使いやすい形です。

スリップ胸からひざ上までを覆うワンピース型。ワンピースやスカートの下に着ると、生地がすべりやすくなります。

ベビードール胸の下の切り替えから裾がふんわり広がる、腰までの丈のネグリジェ。華やかなデザインが多いアイテムです。

テディキャミソールをやや長くして、下をパンツの形にした上下一体のもの。1枚でまとまったシルエットになります。
このほかにも、ランジェリーと呼ばれるアイテムがあります。
| アイテム | 形 | 主な使い方 |
| ペチコート | スカートの形の下着(ハーフスリップとも) | スカートの下に重ねて、透けやまとわりつきを防ぐ |
| ペチパンツ | キュロット(パンツ)の形をしたペチコート | パンツスタイルや、裾が広がるスカートの下に |
| ガーターベルト | 腰に巻くベルトとストッキングを留めるストラップ | 太もも丈のストッキングを吊って留める |
| ネグリジェ | ゆったりしたワンピース型の寝間着 | 眠るときやおうちでくつろぐときに |
| ローブ | 前を合わせてはおる長めの部屋着 | ネグリジェやパジャマの上に、湯上がりに |
| ビスチェ | 肩ひものない、ウエスト丈のブラジャー | 肩を出す服の下や、見せるコーディネートに |
素材の選び方:肌ざわり・透け感・季節で比べる
ランジェリーは、素材によって肌ざわりや透け方、扱いやすさが大きく変わります。毎日使うものは扱いやすさを、特別な日のものは見た目や手ざわりを優先するなど、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
| 素材 | 特徴 | 気をつけたいこと |
| シルク(絹) | 光沢があり、なめらかな肌ざわり。湿気を吸っても湿っぽく感じにくい | 長く日光に当てると傷みやすい。洗うときは中性洗剤で |
| サテン | 糸を長く浮かせる織り方の生地で、表面がなめらかでつやがある | 摩擦に弱い。こすれやすいところは毛羽立ちに注意 |
| リバーレース | たくさんの糸を撚り合わせてつくる、繊細で立体感のあるレース | 引っかけやすいので、洗濯や着脱はていねいに |
| ラッセルレース | 編み機(経編機)でつくるレース。伸び縮みするものが多く、日常のランジェリーに広く使われる | ほかのものと一緒に洗うときはネットに入れる |
| チュール | 細い糸で六角形などの網目をつくった、薄く透ける生地 | 透け感が強いので、重ねる服の色との組み合わせに注意 |
| コットン | やわらかく、汗を吸いやすい。普段使いや肌ざわり重視のときに | シルクやサテンに比べると光沢は控えめ |
| ナイロン | 薄く軽く、すべりがよい。スリップやペチコートによく使われる | 静電気が起きやすいことがある |
レースの種類について詳しくは、レースの用語ページでも紹介しています。
色の選び方:服に透けにくい色と、見せる色
服の下に着るランジェリーは、服の色ではなく、自分の肌の色に近い色を選ぶと透けにくくなります。白い服の下に白を重ねると、かえって輪郭が浮いて見えることがあるためです。
- 白や淡い色の服:肌になじむベージュやモカ系が目立ちにくい
- 濃い色の服:黒やネイビーなど、服に近い色でもなじむ
- 薄手・シアー素材の服:重ねる前に、明るい場所で透け方を確認する
一方で、胸元や裾からのぞくことを楽しむなら、レースの色や光沢をあえて見せる選び方もあります。おうちで着るベビードールやローブは、気分が上がる色を自由に選んで楽しめます。
シーン別の取り入れ方
ランジェリーは、使う場面に合わせて形と素材を選ぶと、無理なく毎日に取り入れられます。
| シーン | 向いているアイテム | 選ぶときのポイント |
| 仕事や通勤の重ね着 | キャミソール、スリップ、ペチコート | 肌に近い色で、すべりのよい生地を |
| 透けが気になる服の日 | スリップ、ペチパンツ | 服の丈より少し短いものを |
| おうちでくつろぐ時間 | ネグリジェ、ローブ | 締めつけの少ない形と、洗いやすい素材を |
| 特別な日・記念日 | ベビードール、テディ、ガーターベルト | レースやシルクなど、見た目や手ざわりを楽しめるものを |
眠るときの服装については、寝るときの服装ガイドもあわせてご覧ください。
サイズと形の選び方:丈・肩ひも・ゆとりを見る
ランジェリーは、丈・肩ひも・ゆとりの3つを確認すると、着たときの違和感が少なくなります。服の下に重ねるものと、1枚で着るものとで、見るポイントも少し変わります。
| 確認するところ | 見るポイント |
| 丈 | スリップやペチコートは、重ねるスカートやワンピースより少し短いものを。キャミソールは、トップスの裾から出ない長さを選ぶ |
| 肩ひも | 長さを調節できるものは、胸元の位置を体に合わせやすい。ブラジャーの肩ひもと重なる位置かどうかも確認する |
| ゆとり | 服の下に着るものは、体にそいすぎず、もたつきすぎない程度に。ネグリジェやローブは、締めつけの少ないゆったりした形を |
| 胴の長さ | テディのように上下がつながったものは、胴の長さが合っているかで着心地が変わる |
サイズ表記はメーカーによって違うことがあります。迷ったときは、商品ページのサイズ表で、ふだん着ている服やブラジャーのサイズと見比べてみましょう。サイズの測り方はサイズの測り方とサイズ表で紹介しています。
お手入れと保管:長くきれいに使うために
お手入れは、まず洗濯表示を確認することから始めましょう。洗濯表示の記号は「これ以上強く洗わないで」という上限を表していて、記号の近くに「洗濯ネット使用」「中性洗剤使用」などの言葉が添えられていることもあります。
傷めにくい洗い方の基本
- 手洗いの表示があるものは、40℃以下の水でやさしく押し洗いする
- 洗濯機で洗うときは、1枚ずつ洗濯ネットに入れて弱い水流で
- シルクには中性洗剤を使う
- レースは、ホックや金具のついたものと分けて洗い、引っかかりを防ぐ
- 形を整えて、日陰でつり干しまたは平干しにする
しまうときは、レースやサテンがほかのものとこすれないよう、ゆったり重ねて引き出しに並べるのがおすすめです。たたみ方はブラジャーのたたみ方・しまい方やショーツのたたみ方・しまい方、洗い方の詳しい手順は下着の取り扱い方と洗濯方法で紹介しています。
よくある質問
ランジェリーとインナーは何が違いますか?
はっきりした決まりはありません。日本の辞書では、ランジェリーは「レースや刺繍で飾った女性用下着や、薄手の部屋着」と説明されています。一方で、最近は下着全般をランジェリーと呼ぶことも増えています。このページでは、キャミソールやスリップなど、ブラジャーやショーツの上に重ねるものや、装飾性のある下着・部屋着を中心に紹介しています。
キャミソールとスリップはどう使い分ければよいですか?
丈で選ぶのが基本です。キャミソールは腰までの丈なので、トップスの下に重ねるときに向いています。スリップは胸からひざ上までを覆うので、ワンピースやスカートの下に着ると、生地が脚にまとわりつきにくく、透けも気になりにくくなります。
レースのランジェリーは洗濯機で洗えますか?
まず洗濯表示を確認してください。洗濯表示は「これ以上強く洗わないで」という上限を表しています。洗濯機で洗える表示でも、レースは引っかかりやすいので、洗濯ネットに入れて弱い水流で洗うのが一般的です。手洗いの表示があるものは、40℃以下の水でやさしく押し洗いします。
シルクのランジェリーを長持ちさせるコツはありますか?
シルクは中性洗剤で洗い、長い時間日光に当てないことが基本です。シルクは吸湿性がよく、光沢のある素材ですが、長く日光にさらすと傷みやすい性質があります。干すときは日陰を選び、保管するときも日の当たらない引き出しなどにしまいましょう。
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