この記事でわかること
- ベビー・幼児・小学生・中学生、年齢ごとのパジャマの選び方
- 綿・ガーゼ・パイル・起毛など素材の違いと、季節ごとの着せ方
- ひもやすその広がった服、寝ている赤ちゃんのまわりなど、安全の注意点
もくじ
- 年齢ごとの選び方
- 素材の違いと選び方
- 季節ごとの着せ方
- 安全のためにチェックしたいこと
- サイズの選び方
- 修学旅行・宿泊行事の寝間着
- よくある質問
年齢ごとの選び方
パジャマ選びで大事にしたいことは、年齢によって少しずつ変わります。赤ちゃんのうちは大人が着せやすく、温めすぎないこと。幼児期は自分で着替えやすいこと。小学生からは、サイズに少しゆとりがあって長く着られることがポイントになります。
| 年齢 | 選ぶポイント | 形の例 |
| ベビー(0〜2歳) | おむつ替えがしやすい。着せすぎない。首まわりにひもや飾りがない | 前開きのロンパース、カバーオール、上下が分かれたもの(よく動くようになったら) |
| 幼児(3〜6歳) | 自分で着替えやすい。ボタンが大きめ、または少ない | かぶりタイプの上下、スナップボタンのもの |
| 小学生 | 寝返りしても突っ張らないゆとり。汗を吸いやすい素材 | 長袖・長ズボンの上下、夏は半袖・ハーフパンツ |
| 中学生 | 体が大きくなる時期。子ども用で合わなければ大人用のサイズへ | 大人と同じような上下、前開きのシャツタイプなど |
赤ちゃんは「温めすぎない」
こども家庭庁は、赤ちゃんを寝かせるときに温めすぎないよう呼びかけています。胸元が汗ばんでいたら、衣服や室温で調整しましょう。1歳までは掛け布団を使わず、スリーパーなどで調整する方法も紹介されています。肌着の重ね方はベビー肌着の選び方で詳しく紹介しています。
素材の違いと選び方
パジャマの素材は、肌ざわり・汗の吸いやすさ・暖かさのバランスで選びます。同じ綿でも、生地の編み方や織り方で着心地が変わります。
| 素材・生地 | 特徴 | 向いている季節 |
| 綿の天竺・スムース | Tシャツのような伸びる編み地。やわらかく、汗を吸いやすい | 通年 |
| ガーゼ(二重・三重) | ふんわりとした織り地。風を通しやすい | 春〜夏、暖房の効いた部屋 |
| パイル・タオル地 | 汗をよく吸う。厚みがある | 汗をかきやすい時期 |
| 起毛・フリース・ボア | 表面がやわらかく、暖かく感じられる | 冬 |
| キルト(中わた入り) | 生地の間にわたが入り、空気をふくんで暖かい | 冬 |
買う前に、商品についている品質表示も見てみましょう。家庭用品品質表示法では、寝間着には繊維の組成(綿○%など)と、洗濯のしかたの記号を表示することになっています。毎日洗うものなので、家で洗えるかどうかは大切なポイントです。
季節ごとの着せ方
夏:汗をかいたら着替えられるように
夏は、半袖・ハーフパンツや、ガーゼなど通気性のよい素材が過ごしやすくなります。寝ている間にたくさん汗をかいたときは、朝に着替えて、パジャマは毎日洗いましょう。
冬:重ねすぎず、部屋の温度とあわせて
冬は、長袖・長ズボンに、キルトや起毛など暖かい素材を合わせます。ただし、厚手のパジャマに厚い布団を重ねると暑くなりすぎることもあります。寝ている子どもの背中や胸元を触ってみて、汗をかいていないか確かめましょう。
| 目安 | 内容 | 出典 |
| 赤ちゃんの部屋の温度 | 夏は26〜28℃、冬は20〜22℃が目安 | ひたちなか市 |
| 赤ちゃんに着せる枚数 | 生後1か月までは大人より1枚多く、2〜3か月頃は大人と同じくらい、4か月頃からは大人より1枚少なめ | 大阪市旭区 |
いずれも自治体が示している目安です。赤ちゃんの様子を見ながら調整してください。
安全のためにチェックしたいこと
パジャマ選びの安全チェック
- 首まわりや腰のひも:子ども服のひもには、引っかかりや巻き付きの事故を防ぐための日本産業規格(JIS L 4129)があります。強制力はないため、買うときに長いひもや輪になったひもがないか確かめましょう。
- 袖口やすその広がり:消費者庁は、袖口やすそが広がった服は火が燃え移りやすいとして、注意を呼びかけています。ストーブやコンロなど、火のそばでは気をつけましょう。
- 起毛・パイル地と火:表面を起毛した生地やパイル地、毛羽立った綿の服は、火が付くと表面を一瞬で燃え広がることがあります(表面フラッシュ)。
- 赤ちゃんの寝る場所:こども家庭庁は、寝ている赤ちゃんのまわりに、掛け布団や脱いだ衣類、ぬいぐるみ、スタイなど、顔をおおったり首に巻き付いたりする物を置かないよう呼びかけています。
「防炎」と書かれた製品も「燃えにくい」という意味で、燃えないわけではありません。火の近くで遊ばせないことが基本です。
サイズの選び方
子ども用のパジャマは、100・110・120…のように身長を目安にしたサイズで表示されているものが多くあります。寝返りや手足の曲げ伸ばしで突っ張らないよう、今の身長にぴったりか、少し大きめを選ぶと長く着られます。ただし、袖やすそが長すぎると踏んだり引っかけたりしやすいので、大きすぎるものは避けましょう。
文部科学省の令和7年度学校保健統計では、平均身長は女子が12歳で152.4cm、男子が13歳で161.1cmです。この頃から子ども用のいちばん大きいサイズでは合わなくなり、大人用に移る子も出てきます。年齢ごとの平均身長とサイズの目安は、キッズサイズ早見表でも確かめられます。
修学旅行・宿泊行事の寝間着
修学旅行や林間学校などの宿泊行事では、学校の「しおり」の持ち物に従いましょう。学校によっては、夜に避難することも考えて、パジャマではなくジャージなど動きやすい服を指定しています。友だちと同じ部屋で過ごすので、上下が分かれていて着替えやすく、透けにくい色のものが安心です。下着の替えや、生理の日の準備は中学生の下着の選び方も参考にしてください。
よくある質問
子どものパジャマは何組あればいいですか?
決まった数はありませんが、毎晩着替えることを考えると、洗濯中の分も含めて2〜3組あると回しやすくなります。汗をかきやすい夏や、寝冷えが気になる冬は、季節に合わせた素材のものを別に用意しておくと便利です。
冬はもこもこの起毛素材のパジャマがいいですか?
起毛素材は肌ざわりがやわらかく、暖かく感じられるのが魅力です。一方で消費者庁や製品評価技術基盤機構(NITE)は、表面を起毛した生地やパイル地は、火が付くと表面を一気に燃え広がることがあると注意を呼びかけています。ストーブやコンロなど火のそばでは気をつけ、着せすぎにも注意してください。
赤ちゃんには何を着せて寝かせればいいですか?
こども家庭庁は、赤ちゃんを温めすぎないよう呼びかけています。胸元が汗ばんでいたら、衣服や室温で調整しましょう。1歳までは掛け布団を使わず、スリーパーなどで調整する方法も紹介されています。着せる枚数の目安は、自治体の資料に「生後1か月までは大人より1枚多く、4か月頃からは1枚少なめ」といった例があります。
何歳くらいから大人用のパジャマに替えますか?
年齢では決まりません。子ども用のいちばん大きいサイズがきつくなってきたら、大人用のサイズ表と身長・胸囲を見比べて選びましょう。文部科学省の調査では、中学生のうちに平均身長が大人に近づいていきます。
修学旅行にはパジャマを持っていけばいいですか?
学校の「しおり」に書かれている持ち物に従ってください。学校によっては、夜間の避難を考えてパジャマではなくジャージなど動きやすい服を指定していることがあります。
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