2026.10.28
冬はトイレトレーニングが進まない|焦らないための下着の備え
夏まで順調だったのに、寒くなったとたん失敗が増えた。せっかく外れかけていたのに、また戻ってしまった気がする。冬のトイレトレーニングは、親のほうが先にくじけそうになります。今回は下着通販のSHIROHATOが、冬に進みにくい理由と、気持ちを削らずに続ける備え方をご紹介します。
先にお伝えしておきます。冬に失敗が増えるのは、よくあることです。後戻りしたわけでも、やり方が間違っていたわけでもありません。進み方には大きな個人差があるので、よその子と比べる必要もありません。
冬に失敗が増えるのはなぜか
理由はいくつか重なっています。どれも子どものせいではありません。
01.汗が減るぶん、回数が増える
体に入った水分は、汗とおしっこで出ていきます。夏は汗でたくさん出ていきますが、冬は汗が減ります。そのぶんおしっことして出る量が増え、トイレが近くなります。
大人でも冬はトイレが近くなりますよね。子どもはもともと膀胱にためておける量が少ないので、その影響がもっとはっきり出ます。
つまり間隔が短くなっているわけです。夏と同じ声かけの間隔では間に合いません。
02.脱ぐのに時間がかかる
これが見落とされがちな、しかし大きな理由です。
夏は薄いパンツ一枚でした。冬はタイツ、レギンス、厚手のズボン、上着。おしっこと気づいてからトイレで下ろし終わるまでに、何倍も時間がかかります。
子どもが「出そう」と気づくのは、大人よりずっと直前です。その数十秒のあいだに全部下ろせなければ、間に合いません。我慢する力が落ちたのではなく、作業が増えただけです。
03.トイレが寒い
家のトイレは、冬はたいてい寒い場所です。便座が冷たい、床が冷たい、暖房が届かない。子どもにとっては行きたくない部屋になります。
嫌な場所だと、ぎりぎりまで我慢してしまいます。そして間に合わなくなる。便座カバーや小さな暖房で「寒くない部屋」にするだけで変わることがあります。
下着でできる三つのこと
下着で解決できることばかりではありませんが、整えておくと負担はかなり減ります。
01.自分で下ろせる形にする
いちばん効くのがこれです。ゴムがかたくない、股上が深すぎない、前後が分かりやすい。この三つを満たしていると、子どもが自分で下ろせます。
トレーニング用のパンツは、濡れても広がりにくいように層が重なっています。布が厚いぶん安心ですが、そのぶん下ろしにくくなる面もあります。家では厚いもの、慣れてきたら薄いものと使い分けると進めやすくなります。
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02.枚数を増やして気持ちを守る
これは子どもではなく親のための備えです。
替えが残り一枚しかないと、失敗したときに焦ります。焦ると口調が強くなり、子どもは「怒られた」と覚えます。そうなると次からトイレそのものを嫌がるようになり、かえって遠回りになります。
替えがたっぷりあると、「はい、着替えようね」で終われます。枚数は、やさしくいられる余裕を買っているのと同じです。冬は洗濯も乾きにくいので、夏より多めに持っておいてください。
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03.濡れたと分かるものを選ぶ
トレーニングが進むうえで大事なのは、濡れた気持ち悪さに子ども自身が気づくことです。吸い込みすぎる紙おむつではその感覚が育ちにくいので、布のパンツに切り替える意味があります。
綿のパンツは濡れたことがはっきり分かります。失敗は増えますが、それが次につながります。
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失敗したときの声のかけ方
失敗は、本人がいちばん気にしています。濡れた不快さに加えて、親の表情も見ています。
叱っても早くはなりません。むしろ「言うと怒られる」と学んでしまい、黙って隠すようになります。そうなると気づくのが遅れ、片づけも増えます。
できれば、出たこと自体は流して、教えてくれたことをほめてください。「教えてくれてありがとう」で十分です。
そして、できた日を数えないこと。昨日できて今日できないのは普通のことです。週単位、月単位で見れば進んでいます。
親のほうが疲れている日は、無理に進めなくて構いません。おむつに戻す日があっても、そこまでの積み重ねが消えることはありません。
無理に進めないという選択
トレーニングを始める時期に、決まりはありません。冬は一度止めて、暖かくなってから再開するというのも、まったく問題のない選び方です。
実際、春から夏は条件が揃っています。薄着なので脱ぐのが速い、汗で水分が出るのでトイレの間隔が長い、洗濯物もすぐ乾く。同じ子でも進み方がまるで違います。
園の方針で進めている場合は、家庭でどこまでやるかを担任の先生と揃えておくと、子どもが混乱しません。園では布パンツ、家ではおむつ、という形でも構いません。
まわりの子が外れていると焦りますが、外れる時期の幅はとても広いものです。比べる相手は、よその子ではなく先月のその子です。
気になるときは相談を
ここまでは、よくある範囲の話です。ただし、次のような様子があるときは、一度かかりつけの小児科に相談してください。
・いったん外れていたのに、急に昼間の失敗が続くようになった
・トイレの回数が極端に多い、または極端に少ない
・おしっこのときに痛がる、嫌がって泣く
・水をたくさん飲みたがる状態が続いている
こうした様子は、トレーニングの進み方とは別の原因があることもあります。ここで挙げたのはあくまで受診の目安で、原因を判断するものではありません。気になることがあれば、様子を見続けるより早めに相談されるほうが安心です。
園や健診の場で相談できることもあります。一人で抱え込まないでください。
よくある質問
Q. 冬に始めるのはやめたほうがいいですか?
A. 始めてはいけない時期はありません。ただし冬は条件が厳しいので、思うように進まなくても気にしないでください。暖かい季節のほうが進みやすいのは確かです。
Q. タイツやレギンスはやめたほうがいいですか?
A. 寒い時期に無理にやめる必要はありません。ただし枚数が増えるほど間に合いにくくなるので、トイレの声かけを少し早めにしてあげてください。家の中では一枚減らすのも手です。
Q. 夜のおねしょも同じように考えていいですか?
A. 昼のトレーニングと夜のおねしょは、別のものと考えてください。夜は体の育ち方が関わるので、昼ができても夜が続くのは普通のことです。長く続いて気になるときは小児科に相談を。
Q. 一度おむつに戻すと、やり直しになりませんか?
A. なりません。覚えたことが消えるわけではないので、再開すれば前より早く進むことがほとんどです。
まとめ|冬は守りの季節でいい
冬に失敗が増えるのには、ちゃんと理由があります。汗が減ってトイレが近くなり、着ているものが増えて脱ぐのに時間がかかり、トイレが寒い。三つとも、子どもの努力では変えられません。
だから冬は、進めることより気持ちを削らないことを目標にしてください。替えを多めに用意して、自分で下ろせる形の下着にして、失敗しても流す。それだけで十分です。
暖かくなれば、条件のほうが味方してくれます。焦らず、春を待ってください。